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第5回1000人のチェロ・コンサート in 仙台①

  • A n d a n t e
  • 2015年6月2日
  • 読了時間: 2分

アロマと少し離れたお話ですが、5月22日より26日まで仙台におりました。

2011年3月11日の東北大震災の復興を祈るために、5月24日ゼビオアリーナ仙台に国内外から851人のプロアマのチェリストが集いました。祈りは851のチェロによって奏でられました。

2010年5月に第4回の広島での原爆追悼のコンサートに当時10才の息子が参加し、それから1年も経たずに起きた未曾有の大震災。。。。

私はその時、精神科に勤務し始めて1ヵ月ほどの新米精神科看護師でした。心のケアスタッフとして派遣があることを知り、被災地に赴きたい気持ちが強まりましたが、新米ですし、3人の子供と夫を不安にさせてまで東北に行けませんでした。本音は、余震と放射線、ご遺体に直面することを恐れたことが1番の理由です。

何も出来ない自分に大きな罪悪感を感じる日々。

それは時が経っても変わりませんでした。津波の映像の恐怖。悪夢を見ることも。。。

昨年、国際チェロアンサンブル協会の理事で東北大学医学部教授の高橋明先生から、香川大学医学部で復興支援のチェロのイベントをするのでピアノ伴奏頼めますか?とお声をいただき、始めた翌月というのにチェロでも参加。復興支援のイベントに参加しただけなのに胸の痛みが少し軽くなるのを感じました。

そして、1年経った先日、今は高校1年生の息子について私も1000チェロに参加することになったのです。

参加する前考えたことは、「仙台の地で復興を祈る歴史的大イベントに参加することで、被災された方々へ微力だけれども何かできれば・・・」ということでした。

1000仙台2.jpg

各地で別れて定期的に分奏をし、22日には仙台市内で各パートに分かれての分奏、23日は会場で851人合同の練習が8時間近くありました。

23日会場では、天井からつるされた被災地の風景の巨大絵画の下で被災された方からの被災当日の津波の目撃証言のお話もあり、また、私のお隣の席の方(後に東北大学名誉教授で、震災遺児のためのNPOの理事長でいらっしゃることがわかりました)も被災当日は石巻の病院の院長先生をされていらっしゃったことでお話を伺い、復興はまだ現在進行形であることを実感いたしました。

1000仙台3.jpg

仙台、岩手、福島の高校3校の合唱部の学生さん達のコーラス付きの「千の風になって」「あすという日が」「ふるさと」は客席だけでなく演奏者の私たちの涙も誘いました。素晴らしいコーラスでした。

どの曲も祈りの曲です。特に「レリジオーソ」という曲は、指揮者のゲルノート・シュルツ氏によって静かに荘厳に奏でられて、静かに静かに教会での祈りのような終わりを迎えました。感動しました。

1000仙台ケース.jpg

1000仙台1.jpg

②へ続きます。

 
 
 

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