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Salon について考える

 ~A n d a n t e のポリシー~

 

 

 

 

『サロン』という言葉に、皆さまはどの様な印象を持たれていらっしゃいますでしょうか。

 

A n d a n t n  の正式名称は、
『Aromatherapy  School & Salon  A n d a n t e  』

 

私はアロマセラピストでありサロンと表記もありますから、

A n d a n t e でアロマトリートメントをご提供も可能です。

 

けれども、5年前より精神科病院にアロマセラピー専門看護師として患者さまへセラピーをご提供するようになり、

 

私のお教室や研究などのデスクワーク以外の時間とエネルギーは、精神科にご入院中の患者さまにご提供させていただくために

 

A n d a n t e での施術メニューは削除させていただきました。

 

街にはたくさんの素敵なサロンがございます。

 

私が勤務先の病院で対象とさせていただいている患者さまのほとんどが、

街のサロンをご利用する事が難しい、或いは病院や施設内で一生を終える可能性の高い方々です。

 

いま、私は看護師資格のある精神科看護を学んだアロマセラピストとして病院に入ることが職業として認められ、

患者さまの状態を判断しながら看護として関わることに一旦成功致しました。

 

ですから、A n d a n t e での施術のご予約が可能な時間は患者さまの為に確保させていただいております。

 

ご理解をいただけると幸いです。

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『サロン』というと、一般的に施術を受けられるお店の印象が大きいのではないでしょうか。

 

アロマセラピーであれば、アロマトリートメントが受けられるお店です。

 

もともとの意味を調べますと、サロンの走りは17世紀初めのフランスで、カトリーヌ・ド・ヴィヴォンヌ侯爵夫人が、

自宅に教養ある人々を招いて私的な集まりをしたのが走りだそうです。

 

そこでは、文学者が自作を朗読したり、文学論、演劇論が交わされました。

 

主が文化人、学者、作家らを招いて知的な会話を楽しんだのがサロンであり、

もともとの意味は応接間、談話室なのだそうです。

 

A n d a n t e は一般家庭の自宅の1室ですし、残念ながら私の夫は侯爵ではごさいませんが、

 

ここに集まって下さる方々と、アロマセラピーと言う共通の話題を知的に展開できることを考えて

名称に『Salon』をあえて残しております。

 

「リラックスのアロマセラピーなのに、考えることは逆効果ではないか」

と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

 

しかし、長年このセラピーに携わり、臨床で人の死や生きざまに密に関わるうちに、

精油や施術の知識技術だけではなく、それ以前に死生観などを含む自分なりの哲学などが必要であると思うようになりました。

 

「ここに来ればアロマセラピーの知識技術を身につけるだけでなく、語れる自分が育つ」

 

そんな気持ちになっていただけるようなサロンをご提供できるよう

 

主宰者の私も日々教養を身につける努力をして参りたいと思います。

 

語ることで、自分なりのアロマセラピー観を整理して育めるサロンを目指しているため、

受講者さまお一人お一人のニーズに合わせたおもてなしをご提供させていただきたく、

 

完全ご予約制・少人数制のサロンをポリシーとしております。

 

宜しくお願い申し上げます。

 

 

川合静代

 

 

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